今年はいくつか試験を受けようと思っていろいろと勉強中です。
仕事/専門関連以外の英語になかなか触れる時間を作れていないので、試験勉強を通じて無理矢理触れる機会を作ろう! と試みています。
ということで、どの試験を受けようかな? と考えながら読んでいた本がこちら。
著者と英語部のメンバーが TOEIC を繰り返し受けて、300 点から 990 点にスコアアップした経験から書かれた勉強法の本です。
紹介されている勉強法は、特定のスコアで躓く人が多くいて、しかもその原因はスコアごとにだいたい決まっているようであるという、気づきが基になっています。
著者は「TOEIC のスコア判定に偶然の入り込む余地はない」、「初級者を卒業する実力を身につけない限り、絶対に 600 点を超せないように設計されているテストだ」などと断言しており、あてずっぽうで回答して多少正答数を稼げたとしても、どうやら実際の実力相当のスコアにしかならず、一定以上のスコアを獲得するには、それぞれのスコアに求められる能力を試験で発揮するしかないのだそう。
なるほど、特定のスコアを目指した TOEIC テキストがたくさん出版されているのも納得できますね。
各章では、壁となるスコア (600、730、800、860、900、950、990) を突破するために求められる能力の考察と対策方法が述べられます。
文法、語彙、発音、リスニング。
学習の量から質へ。
読解速度を高めるには。
英語勘を身につける。
などなど…
スコアごとに勉強法がいろいろと紹介されています。いっぱいありすぎ! な感もありますが、各スコアを突破するのにそれだけ試行錯誤を必要としたのでしょうね。。。
スコアが高くなるにつれ、スコアの区切りが細かくなっていますし。
まだ TOEIC を受けていないので自分のスコアがわかっていませんが、昔から苦手だったリスニング対策の、リスニング音声を倍速で聞くというのは、なかなか参考になりそうでした。お勧めの参考書情報とかも。
英語学習法に悩んでいる場合は、TOEIC を受ける/受けないに限らず、この本で参考になる勉強法が見つかるかもしれません。
早く TOEIC 受けてみたいなー、と思っているのですが、いかんせん地方だと数か月に 1 回しか受験チャンスがなく、別の用事と日程が被ることがよくあるので困ったものです。。。