もはある日記

岡山県の西端で、英日翻訳をしています。ここに「も」ステキなもの「は」いっぱい「ある」よ!

電子図書館がかなり便利 - オーディオブックと外国語図書

行きつけの図書館に導入されている電子図書館サービスを最近使い始めました(自治体の図書館がやっている電子書籍の貸し出しサービスです。図書館からもらった ID とパスワードでアプリや Web サイトにログインして、電子書籍を一定期間読むことができます)。

 

きっかけは、外国語書籍。

この館では、電子図書館サービスを数年前に導入しました。コロナ禍だったので、利用者が図書館に行かなくても本を読めるように、という理由も大きそうです。

当初は電子図書のラインナップも多くはなかったので (青空文庫の割合が多くて…)、電子図書館サービスに興味がわかなかったのですが、年々ラインナップが追加されてきています。特にうれしかったのが、外国語の書籍・雑誌が追加されたことでした。

 

借りられる図書を言語でフィルターしようとすると、こんな感じ。

日本語の本よりも英語の本が多い!!!

この電子図書館サービスは Libby というもので、アメリカの OverDrive という会社が提供しています。だから英語の書籍が充実しているのですね (?) 。
とりわけ地方の図書館というのは外国語書籍が少ないものなのですが(あっても英語、中国語、その他その地域に多く住む人の言語に偏りがち)、図書館にあまり所蔵されていない言語の本も電子図書館ではいろいろと利用できるのはありがたい!(近所に住んでいる外国人の知り合いには、電子図書館サービスいいよ!と勧めておきました。外国人住民に対する自治体サービスの向上につながるといいよね、税金払ってるんだし)

 

電子書籍に加えて、オーディオブックも借りられるところも Good です。とはいえ、今のところいくつか外国語の絵本を聴くくらいで、他に面白そうなものがないので今後に期待なのですが。

 

オーディオブックとして提供されていなくても、電子書籍ならデバイス自体のスクリーンリーダー機能を使って、機械音声で読み上げさせることができます。

他にも、電子書籍によってはフォントを変えたり、文字サイズを変更したり、ルビの有無を変更したりもできるので、そういったところに困っていた人は読める本の幅が広がるかもしれませんね (大活字本になっている本も限られますし…)。

この辺も、電子図書館によって図書館のサービスが一段と向上していいなぁ~~~!と思うポイントです。

 

さて、そんな電子図書館サービスですが、他の自治体の運用状況はどうなっているの?というのが気になるところ。参考になるのがこちらの本です。

おそらくは図書館の中の人向けの本ですが、どれくらいの図書館がサービスを導入しているのか? 上記の Libby 以外には電子図書館サービスが存在する? 導入費用はどれくらい (高額な予算がないと導入できないのか)?導入するメリット・デメリットは? どんな人が利用しているのか? どんな本がよく借りられるのか? といった知識欲に応えてくれますよ。