今年買ったものの中で満足度が高かったのは「Fit Boxing feat. 初音ミク ‐ミクといっしょにエクササイズ‐ -Switch」。
今年 3 月に発売されて即購入して、すっかり日常の一部になりました。
Fit Boxing は Nintendo Switch 用のエクササイズゲームソフト。ボクササイズという、ボクシングをベースにしたエクササイズを楽しめます。
きっかけ
在宅でデスクワークをしているものですから、運動不足がひどく、何かやりたいな~と前々から思っていました。腰痛が辛い。ラジオ体操を毎日やればいいでしょ、とは言われるのですが、忙しいからとかなんとか理由をつけてすぐにサボってしまうもので…。
そこでゲームの力を借りようということに。
Fit Boxing かな、リング フィット アドベンチャーかなと悩んでいたのですが、初音ミクとのコラボ版が出たのでこれに決定。
パンチするだけと思うなかれ
ゲームの流れは至極簡単です。
リズムに合わせてジャブ、ストレート、フック、アッパーなどのアクションをするだけです。タイミングよく動くとスコアが入るので、ハイスコアの獲得を目指します。
パンチを打つ…ってことは上半身のエクササイズだけ? と思うかもしれませんが、ストレートを打つときは奥脚の脚をひねって腰までひねる…といったように全身を動かします。フック、アッパーを打つときも身体を回旋させるように指示されます。他にも、パンチを打つ時は腹筋を引き上げてーと言われるので、おなか周りにけっこう効く…かも!
パンチ以外のアクションもあります。身体をかがめて相手のパンチをかわすダッキングやウィービングのようなアクション。↓ の冒頭 0:05 のあたりでやっていますが、スクワットのようなものなので、これが連続でくるとキツイ。太ももにも効きます。
大きく体を動かしながらプレイすると、20~30 分で結構汗をかいて、息もちょっと上がってきます。
ゲームならではの続けられる仕組み
購入してから、体調不良や外泊などでときどきお休みすることもありましたが、おおむね毎日続けられています。
これだけ続けられているのは、ゲームという形式おかげ。
毎日プレイするたびにスタンプを押す機能はだから何という感じもしますが、達成感があります。
プレイを続けると、新しい楽曲やキャラクターの衣装と交換できるポイントが貯まる、というのも続ける動機になりますね。
楽曲やエクササイズのプログラムが豊富なので、一通りプレイするのにも時間がかかります (疲れるので、一日せいぜい数十分しかできない)。すべての曲、難易度でハイスコアを取ろうと思うと何日かかることやら…。コンプリートしたいので毎日頑張ります。
2 人プレイにも対応しているので、家族と一緒にスコアを競い合うのも楽しいです。
快適なプレイのための環境づくり
毎日プレイを続けるには、プレイする際のストレスを軽減するのも重要です。
環境が原因でやりたくないなぁと思うことのないように、Fit Boxing をプレイする場であるリビングの環境を整えていきました。私は本気です。
テレビスタンド
以前はテレビは高さ 40 cm 程度の低いテレビ台に乗せていたのですが、テレビが目線の高さに来るようにテレビスタンドを導入しました。
Fit Boxing は立ってプレイするものなので、テレビの位置が低いと首をずーっと下に向けざるをえず、地味にストレスでした。
首振り機能付きのスタンドを選んだところ、キッチンにいるときにはテレビをキッチンに向けて料理しながらテレビを見られるようになったで思いがけず QOL が上がりました。
コントローラー
2 人プレイをするために追加で Joy-Con を購入しました。
Joy-Con 一組だけでも 2 人プレイはできるのですが、その場合は一組の Joy-Con を 2 人で分け合って片手持ちでのプレイになります。右手は Joy-Con を持っていてアクションの精度を判定してもらえるのですが、左手はすべて Just 扱いになります。
それだとちょっとツマラナイし、片手だけ持つのもなんだかバランスが悪いということで。
パステルカラーがかわいい。
ヨガマット
Fit Boxing では足をフミフミしたり、ステップを踏んだりという動作があります。それが結構足にくるので、対策をしておいた方が長くプレイできます。自宅の床の材質によっては、滑りやすかったりもするので、クッション性があって滑りにくいヨガマットがあると便利です。
職業病的な何か
飽きさせない工夫という点で、プレイしながらいつも感心してしまうのが、インストラクターのセリフの豊富さです。
エクササイズ中、インストラクターがずーっとアクションの指示を出してくれるのですが、ジャブとストレートを続けて打つにしても、「ジャブ!ストレート」「ワン、ツー」「一発、二発」エトセトラエトセトラ…とかなりいろいろな表現で、ひたすらジャブしているだけでも飽きません。
仕事として、同じ意味の文章でも何パターンか書いてみて~みたいな依頼を受けたりするので、どれだけのパターンを用意したのか気になってしまいます。
しかも、インストラクターは複数いて (feat. 初音ミクの場合、中の人: 早見沙織さん、中村悠一さん) 、キャラクターに合わせた言葉遣いになっています。誰かがこのセリフを書いたんだなぁと思うとお疲れさますぎます (Fit Boxing 2 はインストラクターが 11 人いるんだがどんなことになっているんだろうか)。
声優さんの演技も、エクササイズの難易度によって変わっています。「せーの」という合いの手ひとつとっても、難易度がライトの場合は優しい雰囲気の発声、ヘビーでは厳しい雰囲気の発声になっています。文字で書けば同じなのに! こういう細かいところにこだわって作られているのもお勧めポイントなので、プレイする際はぜひ聴いていただきたいです。
効果はあったのか
で、半年以上続けてきて効果があったのか?と聞かれると、「まあそれなりに」。
- 在宅で仕事をしているので、これまでは極度に運動していない状態 → 1 日 20 ~ 30 分程度ゲームをプレイ
- 体調不良 (月 10 日くらい) でゲームをプレイできないことあり
という条件でプレイした感想ですが…
見た目や外見の面では特に変化が感じられません。でも、ちょくちょく間食したり、外食したりしている中で、太っていないというのは効果アリなのかも?
肩こりや腰痛は楽になったと感じているので、その点はとても良かったです。
(もともと運動しなさすぎなのが悪い)
ちなみに、健康を維持するためにどれくらいの運動が必要なのか調べてみたところ、厚生労働省の『健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023』に必要な運動量の目安が出ていました。
この資料によれば、毎日 60 分以上の歩行、毎週 60 分 以上の汗をかく程度以上の運動がお勧めだそうです。
フィットボクシングをプレイすることで、お勧めされる運動量のクリアにぐっと近づきそうで、ほっ (特に、汗をかく運動の方)。
あ、昨日 (12 月 5 日) にフィットボクシングの新作が出ましたね。
feat 初音ミクに飽きたら、こちらもプレイする予定です。