今年も確定申告が終わって一安心です。
毎年のことなんですが、帳簿の数字と支払調書の数字が一致しなくてちょっと焦ります。いや、一致しない (こともある) のは当然なんですけど。
というのも、帳簿は発生主義 (納品したタイミングで売掛金を記帳) なのに対して、支払調書は現金主義 (支払い側が実際に支払った金額) だからですね。
それでどうしてずれが発生するのかというと、1 円未満の端数のせいです。
実務翻訳の報酬はワード数×単価で計算するのですが、まずワード数に端数があります (過去に訳した文と似た文が出てきたらハイマッチ文としてワード数が ×0.5 になったり)。単価もキリの良い 1 円単位ではなくて小数部分があることも。それに消費税が 10% ついて、そこから 10.21% の源泉徴収があって…となると、どうしても 1 円未満の端数が生まれてしまうのですね。
帳簿では 1 円未満は切り捨てにしています (一貫性が取れていれば、四捨五入でも、切り上げでもいいはずです)。
例えば、すごく単純化した例ですが、取引先 A と以下のような金額の取引があったとします。
計算上の売上 (端数あり) は以下のとおりです。
1月15日 10000.5円
1月26日 25000.3円
1月30日 2000.8円
帳簿上の売上は 1 円未満切り捨てで以下のようになります。
1月15日 10000円
1月26日 25000円
1月30日 2000円
取引先 A に対する報酬の請求は 1 か月分をまとめて行うので、請求額を計算すると
10000.5+25000.3+2000.8=37,001.6
さらに、取引先 A では端数を四捨五入することにしているので、支払金額は
37,002円
となって、帳簿とずれるんですねぇ…。
一致してくれるとスッキリするんですけどね~~~