もはある日記

岡山県の西端で、英日翻訳をしています。ここに「も」ステキなもの「は」いっぱい「ある」よ!

ゲームサウンド制作に関する資料収集… 『ゲームサウンド制作ガイド』を読んで (1)

ゲーム音楽制作についてお勉強。

今までサウンドは守備範囲外…と思っていたのですが、Unity や UE4サウンド再生機能があるからには、ゲーム音楽の理論的なところを一応は理解しておかねばならないらしいようです。いきなりゲーム音楽系の読み物の翻訳を振られることもあるから (汗)。

 

とはいえ、ゲーム音楽に特化した情報源があまり見つからない~。

そもそも、どんな用語で検索したら関連情報がうまく出てくるのか分からない…(泣)

 

情報収集の過程で見付けて面白そうに思い、読んだのがこちら。

 

本書では、数多くのゲーム音楽を手掛けた著者が、ゲーム音楽制作に関するあれこれを経験を交えて分かりやすく語っています。

ゲーム音楽作曲家に必要な資質、スキル、ゲームのジャンルと音楽のジャンルの相関性、制作プロセス、ゲーム開発チームとのかかわり、ゲーム音楽特有の手法 (ループなど)、etc.

 

作曲家目線の本なので、音楽理論自体は個人的には「なるほど、わからん!」という内容も多いのですが、ゲーム音楽が作曲されている現場を知ることができ、いちゲーマーとして楽しめる本でした。

楽しく読みつつ、ゲームエンジンサウンドを扱うにあたって理解しておいた方がよさそうな用語もピックアップできて満足です。ゲーム開発チーム (開発チーム内のサウンド担当メンバー) と作曲者との関係の話もあるので、開発者が読んでも得るものがあるかもしれません。

 

今後のお勉強用資料

巻末の参考文献と推薦図書の一覧も充実しているので、次に読む本の候補もできました。本書出版以前に刊行された本なので、情報が多少古い可能性があり、邦訳されていないので英語で読むしかないのがちょっと難点ですが。

これなんかは Kindle 版が出ているので容易に手に入って良さそう。

それにしても、英語ではゲーム音楽作曲に関する本がたくさん出ていてうらやましいですね。

 

作曲家ではなく、プログラマ/エンジニアの立場からは以下が面白そうです。

 

具体的なサウンドの実装方法については、Udemy のこちらのコースがよさそう?

www.udemy.com

 

ゲームサウンド制作に関する理解を深めるうえで、興味深かった読み物。

adventar.org