もはある日記

岡山県の西端で、英日翻訳をしています。ここに「も」ステキなもの「は」いっぱい「ある」よ!

百聞は一見に如かず ~コーヒー作るよ~

今年の GW のことなのですが、コーヒーの収穫体験に参加してきました。

アルバムを整理していたらその時の写真が出てきたので、書きます。

 

開催地は岡山県にある金甲山コーヒー園。コーヒーの収穫、精選、焙煎、試飲までを 2 時間で体験するコースです。

料理番組では「この工程は時間がかかるので、終わったものをあらかじめ用意しておきました…」なんてことがよくあるのですが、この体験では 2 時間あれば自分で収穫したの実でコーヒーを淹れることができてしまうので本当に驚きます。また、コーヒーの生産がいかに大変であるか、それを普段手頃な値段で飲めるのがいかに幸せであるかを実感する時間でありました。

 

コーヒー園。温室の中にコーヒーの木がたくさん植えられています。

ホームセンターの園芸コーナーなんかで小さなコーヒーの木が売られているのは見たことがあるのですが、実を十分に収穫できるサイズとなるとこんなに大きいのですね。

 

コーヒーの花。

 

色見本より濃い色の実を収穫していきます。見た目から、この実が「コーヒーチェリー」と呼ばれるのも納得です。

コーヒー豆になるのは種子の部分なので、果肉に傷がついていてもオッケー。

 

収穫したら、実から種を取り出し、種を洗い、乾燥させて脱穀します (「ウォッシュド」手法)。この工程は忙しかったのでほとんど写真を撮っておりません。最後に紹介する動画をご覧いただくと、実際の作業がよくわかると思います。

「生豆」を作る方法は、「ウォッシュド」、「セミウォッシュド」、「ナチュラル」の 3 つがあり、どの方法を取るかでコーヒーの風味が変わってくるのですが、今回は短時間で生豆を作れるウォッシュド手法を取りました。これらの手法については言葉として知っていても、実際に試してみると理解が段違いに深まりました。

 

種を洗ったあとは手網×カセットコンロで乾かします。とっても疲れる。

 

この後は、種を米用の脱穀機にかけて、種から殻を取り除きます。これで、生豆の完成です。コーヒー店によっては、生豆の状態でコーヒー豆を売ってくれることもありますね。

 

最後に、生豆を手網に戻して、カセットコンロの上で焙煎します。まんべんなく熱が伝わるように、ひたすら手網を左右に振り続けること 20 分以上。翌日はすごい筋肉痛に。いい感じに焙煎できたら粉にして試飲ができます!

 

以下の写真は左から、ナチュラル手法の乾燥させた実、ナチュラル手法で脱穀後の乾燥果実部分「カスカラ」、ウォッシュド手法のパーチメント付き豆、生豆、焙煎後の豆です。たくさん実を収穫したと思っても、果肉を取って、脱穀すると、豆はこんな量になってしまうんですね。

 

 

この体験について、わかりやすくレポートされている動画があります。


www.youtube.com

 

手網でコーヒーを焙煎できるというのは、新しい発見でした。

自分好みの焙煎ができる!

もっと手網焙煎をしてみたくて、こんな本を買ってしまいました。