もはある日記

岡山県の西端で、英日翻訳をしています。ここに「も」ステキなもの「は」いっぱい「ある」よ!

シークレットムーン - セオリーというか戦略というか

10 分程度で終わるライトな正体隠匿ゲーム。

Board Game Arena で遊べると知って、先日オンラインゲーム会で何度かプレイ。

 

ルールは簡単なんだが↓、最低 5 人~なのでメンバー集めがちょっと大変 (BGA の自動マッチングだと時間かかるし)。プレイ人口が増えることを願っている。

w.atwiki.jp

 

どう振舞えば自分のチームの勝つ確率を上げられるかを考えてみると、片方のチームが一方的に攻勢に出ることができないような絶妙なルールでもだえるよ。

 

 

とはいえ、お互いの正体を賢く読みあうために、初心者に対しては、ルールに明示的に書かれていないセオリーを教えてあげてもよいかもしれない。

 

前半 (大臣/姫/旅人はどこ?)

コソコソと正体の探り合い。リスクを抑えながら勝ちにつなげていくならこう↓

 

序盤の兵士/僧侶

大臣が誰かわかるまでは「質問」せずに「観察」する。やみくもに質問すると、誤って仲間 (兵士なら大臣、僧侶なら旅人/姫) のプレイヤーを暴いてしまい、ピンチに陥るかもしれない。

 

序盤の姫/旅人

質問して誤って仲間のプレイヤーを暴いてしまうことはないので、どんどん質問できる。逆にいえば、質問したプレイヤーは、姫/旅人のいずれかである可能性が高いと見なされるので注意。

姫は注目を集めたくないので「観察」で情報収集。旅人は「質問」で敵の目/攻撃を引き付けつつ仲間と情報共有。

 

序盤の大臣

自分の手番が来るまでの他のプレイヤーの行動を吟味して、「観察」か「質問」したい。

「質問」は、姫または旅人を見つけられれば勝ちにぐっと近づけるが、仲間の兵士 (または兵士に扮した僧侶) のプレイヤーを暴いてしまった場合は正体不明のプレイヤーが 1 人減り、姫チームから質問/観察/指名を受ける恐れが高まるので、慎重に行いたい。

「質問」は、大臣が誰かわかるまで「質問」せずに「観察」するというセオリーに兵士/僧侶がきちんと従っていると仮定すれば、「質問したプレイヤー=大臣」だと姫/旅人に推理されるリスクもある。

自分の手番が比較的遅く、それまでの手番に「質問」している人がいたら、その人を姫チームと考えて「質問」するのが良いか。

 「観察」は、兵士に紛れて地味に行動できるため、無難な選択肢。

 

その他、戦略など

 敵チームに観察/質問された (姫/旅人)

 観察/質問されただけなら、まだゲームに負けたとは言えないので、落ち着きましょう。2 人両方が指名されてオープンになるか、姫が捕まるまでは大丈夫。

例えば、姫はできるだけ指名されたくないので、1 巡目の手番が回ってくる前に観察してしまったら、1 巡目はパスして 2 巡目の 1 番目に行動できるようにし、2 巡目に「隠れ」て正体発覚を 3 巡目まで遅らせる…とすると、最後までうまく隠れきれるかもしれない。

攻撃的姫

姫は目立たないのがセオリーだが、最初からあえて目立っていくスタイル。質問してくるプレイヤーがいれば大臣の可能性が高いし、兵士に観察されてしまっても次の巡で指名→捕獲されなければなんということはない…と思う。

僧侶 (1 巡目)

誰にも観察されることなく手番が回ってきたら、「隠れ」てしまう。その怪しさから、2 巡目に指名や質問をされるかもしれないが、そうやって敵チームの手番を消費させるのが目的。

僧侶 (3 巡目)

大臣を捕まえられそうな場合は「指名」「捕獲」、姫と旅人に逃げ切るチャンスがあるなら敵プレイヤーを「妨害」して敵チームの手数を減らす。