もはある日記

岡山県の西端で、英日翻訳をしています。ここに「も」ステキなもの「は」いっぱい「ある」よ!

キーボードは青軸

今週のお題「こだわりの道具」。

時間をかけて選んで決めた!というのは仕事用のキーボードですかねー。

タイプライター風の見た目も気に入っていますが、毎日 5 ~ 6 時間は使うものなので、なにより使いやすさで選んでいます。

PC のキーボードにお金をかけるのは当然ながら、モニターも複数台設置。

このキーボードは「HKW タイプライター風メカニカルキーボード」という商品で、キースイッチは青軸です。

 

キースイッチとは何ぞや?というと、キーキャップ (キーボードの文字が印字されている部分) の下に設置されている、キーの打鍵感 (押すときの重さ、反発、打鍵音など) を決める本体部分のことです。

キースイッチの打鍵感に応じて、軸の色が赤、茶、黒、青…その他いろいろに塗り分けられていて、私が好きなのは青色。

キーキャップを外したところ。道具不要で素手で外せるので掃除が楽

青軸はキーを押したときにしっかりとしたクリック感があります。そのため、うっかり隣のキーにも触れて誤入力しちゃった…というミスが起こりづらい、起こっても気づきやすいのがうれしいところ。(別の軽やかなタイプ感がウリのキーボードだと私はミスタイプを連発します…)

 

はっきりクリック音がするので、他の人がいるオフィスでの作業中やオンライン会議中はうるさくて迷惑になるということなのですが、在宅で会議もほとんどなく一人でお仕事しているので問題なしです!

 

中高時代、学校にタイプライターが置いてあってよく遊んでいたのも、タイプライター (っぽいもの) が好きになった要因かも、と今となっては思います。

 

余談

ところで、タイプライターのカチャカチャ音と言えば、「タイプライター」という曲がありますね。愉快軽快な曲なので、ときどき聴きたくなります。タイプライターは楽器。

www.youtube.com

 

タイプライターといえば、なんか英文を打っているイメージ。それもそのはず、文字盤を打鍵することで活字を紙に打ち付けて文字を印字するという機械なので、使用する文字が限られる英文とは相性が良いのですよね。

一昔前に、アジア各国のタイプライターを一堂に集めた展示会があり、ビルマ、チベット、デーヴァナーガリー、ウルドゥー、ヘブライ…といった各文字を打てるタイプライターを見ました。そこには和文タイプライターも。大量の小さな日本語活字が用意されていて、ものすごい存在感でした。使いこなせる気がしない。

nlab.itmedia.co.jp

 

読書:『カードゲームで本当に強くなる考え方』

今回読んだ本はこれ。

カードゲームで本当に強くなる考え方 (ちくまプリマー新書)

TCG (トレーディングカードゲーム) やボードゲームが好きで、強くなりたいと思って手に取ったのだけど、他のこと (仕事など) にも応用が利く内容もあって面白かったので、個人的に良かった内容をメモがてらご紹介。

敗者のゲーム/勝者のゲーム

ゲームで強くなるには、大きく分けて「敗者のゲーム」と「勝者のゲーム」の2段階がある (投資家のチャールズ・エリスがアマチュアテニスとプロテニスを例に導入した概念)。

 

マチュアテニスは敗者のゲーム:負ける方のプレイヤーがミスをすることによってゲームが決まる

プロテニスは勝者のゲーム:プロ同士はお互いにミスをほとんどしないため、積極的に得点を取りに行った方が勝つ

 

仕事に喩えれば、前者は仕事の基本を身に付ける新人の段階で、後者は中堅以降――いかに顧客 (取引先や自分の上司など) を満足させられるかが重要――ということになろうか。

心理の大切さ

相手の行動を読むためでもあるが、なによりも自分自身をよく知るため。誤った判断を下してしまう原因となる様々な心理バイアスを知るべし。実力不足を運のせいにしてしまい、上達のチャンスを逃すことも起きがち。

ミスをなくすには?

ミスは永遠になくならない。練習をしてミスを減らすのも、最初のうちはよいが、ある時点からなかなか減らなくなる。

 

この辺は、仕事のミスを減らす話に似ている。わかりやすいミスはすぐになくせる (再発防止策を用意できる) が、ごく限られた条件で起きるミスは検知したり、対策したりが難しかったりする。

 

ではどうするか?ミスが起こった後のリカバリーをどうするか?

チームを組む

カードゲームは基本的に個人競技だが、チームで練習するとメリットがある。

他人のプレイを観ながら議論すると、自分の対戦中では気付かなかいことも見えてくる (自分のプレイ中はプレイに意識が集中するため、思考リソースに余裕がない)。

 

翻訳 (私の仕事) も個人プレイ要素が強いが、複数人でやる勉強会で意見を交わすことで自分になかった視点に気付くことはよくあるし、他人の翻訳をレビューすると粗が見つかるというのもお互いの視点が違うからだろう (心理的な理由でベストな翻訳が選べないメカニズムなども知っておくと、イマイチな翻訳に出会ったときにイライラしすぎなくてよい)。

言語化の効用

最近「言語化」という言葉をよく聞きくけれど、「言語化」といってもその指す内容は「頭で考えていることを相手に伝わるようにうまく表現する」「明確な言葉でコミュニケーションをとる (察してもらおうとすると誤解を招くぞ!)」とかバラバラでだったりする。

本書で言う言語化は、考えていることを言葉にすること (それを受け取る相手がいる、いないは問わない)。それが思考の整理や加速につながる。

ある戦略を思いついたとき、それを言葉で書きだして命題にしてみると、それが正しいのか、誤っているのか、他の命題と矛盾がないか、検証することができ、PDCA を高速で回せるようになる、って感じかな。

 

翻訳業務でも似たようなことがあり、ある原文の解釈が難しくて、その訳文について「こういった理由でこう解釈したのですが…」と半ばエクスキューズのような申し送りを書くことがあるのだが、書いている途中でこう解釈すればいいんだ、とピンとくることもある。思考が整理されているな、と感じる瞬間。

 

ある文 (あらゆる文) を翻訳するにあたり、「いろいろ考えられる翻訳のバリエーションの中からどうしてその訳にしたのか」という質問 (実際に聞かれることはまずないが) に対してきちんと答えを用意 (翻訳プロセスを言語化) して翻訳するというのが理想であり、実際、上手だなという翻訳者さんはそうやってるんだよなぁ。

クライアントに不満をぶつけてみるもんだ

2026 年で翻訳の仕事も 15 年目に突入します (フリーランスは 8 年目)。

 

それだけ続けていると、業界の変化だったり、クライアントの変化だったり、仕事のやり方の変化だったりもいろいろあるわけで、とりわけ 2025 年に顕著だったなぁと思うのが AI の利用です。それが不満の原因になったりもする。

 

AI で翻訳の何が変わるかといえば、結構いろいろあります。

 

一番わかりやすいのは翻訳自体を AI がやることですね。生成 AI が出てくる前から機械翻訳がどんどん進化していましたし、むべなるかなーって感じ。ただ、職業翻訳者としてはやることは変わりません。自分の頭で理解して、訳すだけです (し、それが必要な仕事を依頼されるので)。

機械に任せられる分野の翻訳では以前から機械翻訳が使われていて、人間に回ってくることはありませんでしたし、これからもそうでしょう (機械に任せられる分野は増えていくとは思いますが、そうでない分野がゼロになることはないでしょう)。

 

個人的に、ガラっと変わってきたなぁと思うのは翻訳の前のプロセスです。

受け取る原稿の質が変わったと思うのです。良い方ではなく、悪い方に。

 

私は字幕翻訳 (映画などのエンタメ系ではなくて、Eラーニングの教材や、カンファレンス講演の記録動画など) もするので、それを例として挙げると、字幕のオリジナルテキストの質がすごーーーく下がりました。

 

音声の書き起こしに AI サービスを使ってそのままなんでしょうね。

例えば、「あの」「えっと」のような繋ぎ言葉や言い間違えとその訂正 (「私は、いえ私たちは」) が字幕原稿にそのまま入っていたり。普通、繋ぎ言葉や言い間違えは字幕ではカットしておきます。

他に、辞書や web で見つからない「造語」(製品名など) や「標準的でない言葉」 (非母語話者の発話、方言、スラングなど) がそれに似た「標準的な言葉」に変わって原稿化されていることもよくあります。

 

産業系の翻訳だと、原文にある内容をカットする、あるいは原文と異なる内容に翻訳する場合、クライアントに報告が必要な (ことが多い) ので、問題含みの原稿が支給されると翻訳者が大変なことになります。

なので、まずは原稿を整えないと翻訳のしようがないですよ、と原稿を一旦突き返すケースがいつにもまして増えました。

翻訳にかかる料金と時間しかもらえないのに、時間のかかる報告作業、ましてや原稿を整える作業なんてできないですからね。

 

AI で音声の書き起こしをすれば、今までその作業にかけていた人件費を削減できるかもしれないけれど、翻訳用の原稿を作るレベルには達していないようで。今のところは AI で書き起こし→人間がチェック・修正しないとどうしようもない感じです (ネイティブスピーカーが参考にする用途では、AI の書き起こしに多少誤りがあっても脳内で訂正できるからいいんですけどねぇ)。

 

こんな感じで、今まで人間がやっていた作業を AI に丸投げした結果、AI 成果物の品質がイマイチで、かえって人による修正作業に時間と費用がかかる…というのを頻繁に見かけた気がします、去年は。

AI を使う側の人間がまったく適応できておらず、全然作業が効率化できていないなー、というのが正直な感想。

 

15 年も仕事をしていると、なんだか図太くなってきて、意見があればすぐに担当者に連絡を入れてしまいます。

翻訳者に原稿を送る前に、原稿が適切かどうか必ず目を通して!

 

1 年を終えて振り返れば、下半期はそういったお小言を伝えることがかなり減った気がします。仕事のやり方を改善してくださって、ありがたい…!

 

こういったプロセスの改善は、1 人の担当者だけでなくチームやそのクライアントまで巻き込まないとできないことも多く、とかく挫折しがちです。

なので、あまり期待はしていないのですが、不満を伝えれば聞いてもらえることもあるのだなぁと、うれしかった出来事でした。

 

 

2025年はどんな1年でしたか?「仕事の思い出」を振り返って、Amazonギフトカードをゲット!

良かったことも、悪かったことも、全部ひっくるめてブログ&SNSでシェアしてください!

MEETS CAREER × Hatena Blog 特別お題キャンペーン #2025年仕事の思い出 MEETS CAREER_odai
by マイナビ転職

読書:『締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか』

今回読んだ本はこれ。

『締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか』。

翻訳の仕事に締め切りは付きものです。

 

私が請けているのはタイトなスケジュールのものが多く、大抵は時間に追い立てられるように仕事をしています。もう少し時間があればもっとブラッシュアップできたのになぁと思いながらも、締め切りがあるので提出するしかありません。

 

納期まで余裕がある案件の打診が来るとなんだかホッとするのですが、途中で別の案件が差し込みで入るとか、後続の案件のためにさっさと終わらせる必要があるとかで、ゆったりとした納期が設定されていてもその案件に長い時間をかけられるわけではないんですよね。

 

それでいつも気になっているのが、納期まで時間があるけれど、作業が既に終わっており、それ以上その作業に (ほとんど) 時間がかけられないとき、さっさと納品するべきか否か? です。

 

そんなことを考えながら手に取ったのが本書『締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか』でした。

 

本書ではなぜタスクを必要以上に前倒しで進めたり、先延ばししてしまうのかに関する心理学研究を分かりやすく紹介しています。

 

タスクを前倒しで進めるのか、先延ばしにしてしまうのかは、個人の性格によるのでしょうか?

それとも、タスクの特徴 (難しい/簡単、すぐ終わる/時間がかかるなど) が影響しているのでしょうか?

 

本書中ではさまざまな心理実験を通して、前倒し/先延ばしの心理を考察していきます。その実験にもし自分が参加したとしたら…、と内省しながら読んでいくと、今までなんとなーくあれこれのタスクを前倒し/先延ばししていたのにはそういう心理があったんだな、とわかった気がします。

 

さて、本書はキャッチーなタイトルなのですが、実際はサブタイトルの方が内容を的確に表しているタイプの本なので、本の中でタイトルが分かりやすく回収されているわけではありません。

 

前倒し/先延ばしがタスクの成果やクオリティにどのような影響を与えるのかについては、はっきりとした定量的なデータは示されていません。

 

一応、タイトルの「締め切りより早く提出されたレポートはつまらない」という命題については、「コラム②」がその回答のようです。

著者は大学の准教授なのでこの「レポート」というのは大学生が課題として提出するレポートのことで、早くレポートを提出する心理には「役に立たないうえに面白くないから、さっさと片付ける」というのがあるとのこと。早く提出=やる気がある、というわけではなく、嫌なことはさっさと終わらせたいから早いこともあるんですよね (予想はついていた)。

レポートの出来について言及はありませんが、本書のタイトルからして、早く提出された (= やっつけ仕事な) レポートはやる気のある人のレポートよりも評価が低いのだろうな、と想像ができます。もちろん、その講義が好きで、やる気があって、得意なテーマのレポート課題が出たから短時間で書けた!みたいなケースもあるとは思いますが。

これが学生ではなく、社会人が仕事を前倒しで納品するかどうか (そしてその成果物のクオリティはどうか) となると結果は変わってくるのか、気になります。

 

結局のところ、少しでも良い成果物を作るためには、タスクは前倒しで進めた方がよいのでしょうか? 先延ばしでもよいのでしょうか?

 

多少参考になりそうなのが終章「ちょうどいい先延ばしと前倒しのみつけ方」です。

本書では、先延ばしと前倒しについて、以下のようにメリットとデメリットを整理しています。

  • 先延ばしには締め切りを守れなくなる  (その結果、自分がしんどくなったり、周囲に迷惑をかけたりする) というデメリットがある一方で、計画的に先延ばしをすることで、思考が自然と整理されたり、新しい着想を得られたりするメリットがある。
  • 前倒しには、効率的または合理的にタスクを処理して後々楽になるというメリットがある一方、過剰な前倒しをするとケアレスミスが増えるというデメリットがある。

先延ばし/前倒しはどちらもメリットがある一方で、やりすぎるとメリットよりもデメリットが大きくなってしまうので、メリットを享受できる程度にちょうどいい先延ばし/前倒しが重要なわけですね。

 

仕事で実践するのであれば、「着手は早く。作業が終わっても、納期に余裕があれば即納品するのではなく、納期の直前に見直して提出」みたいなルーティンにすると良さそうです (ミスを減らすための対策としてよく言われる方法でもありますね)。

読書:『どうしてそうなった!? いきものの名前』~実在の生物も、架空の生物も、名前のことはお任せあれ?

今回読んだ本はこれ。

 

翻訳の仕事をしていると、ふとしたタイミングでいきものの名前を翻訳しなければならないことがあります。

 

それが結構難しい。

実在しているいきものであれば既存の訳を当てればいいよね…と思いきや、それがうまくいかないこともあるのです。

 

例えば grasshopper はキリギリス・バッタ・イナゴなどの総称ですが、日本語に訳すときは具体的に何を指すのか特定したいとか。

 

あるいは、原文が書かれた地域では当たり前に存在しているいきものだけど、日本には生息していないので対応する和名がないとか。かといって、カタカナの名称にしたり、学名をそのまま使うのでは読者にわかりづらいよね…とか。

 

フィクションの翻訳では、架空のいきものやモンスターが出てきて、その名称を翻訳するなんてこともあります。実在のいきものに即してそれっぽく訳したいものですが、どうしたものやら…と困ってしまいます。

 

前置きが長くなりましたが、そういった事情で手に取った一冊で、期待通りの内容でした。

 

『どうしてそうなった!? いきものの名前』という興味をそそるタイトルですが、サブタイトルにもある「和名と学名の意味・しくみ・由来」をかなり詳しく解説しています。

 

第1章は「和名を知ろう」ということで、日本語のいきものの名前についての章なのですが、これが物書きにはとてもお役立ち。

一番最初のトピックが、いきものの名前をひらがな、カタカナ、漢字のどれで書くかに関する解説なのです。NHK の表記基準/表記の使い分けを示しつつ、表記の視認性の話あり、漢字表記からカタカナ表記に変わっていった歴史的な経緯の紹介ありで、なるほどの連続でした。

本書の著者は「外部校正」として出版物の校正をした経験があるらしく、表記がきっちりしているのに納得してしまいます。

以降の章でも、いきもの名を表記する際のイタリック体の使い方や学名の表記方法 (属名は大文字で始めて、小種名は小文字で始める) なんかを解説してくれています。こういった規則は、門外漢だとそもそも規則が存在していることにすら気づけないことも多いので、解説が本当にありがたいです。

和名でよく使われる修飾語についての紹介は、創作生物名を付けるのに参考になりそうな予感…。

 

第2章は学名について。学名の読み方や命名規約などの決まり事に関する知識がまとまっていて、いざ学名に出会ったときに困らなくて済みそうです。

 

第3章は名前の雑学。第1章と第2章は表記や命名について学ぶ…という感じでしたが (でも読み物として十分面白いです)、ここにきてようやくタイトルの「どうしてそうなった!?」を回収してくれます。興味あるところをつまみ食いで読めるのがGood。

差別用語が使われているいきものの名前を変える (あるいは変えない) 取り組みの紹介など最近のトレンドについても気になっていたので知れてよかったです。

 

自宅本棚の参考書籍コーナーのスタメン決定な1冊でした。

 

読書: 『初段になるための将棋勉強法』~感想戦の手法はいろいろな分野に通用する

今回読んだ本はこれ。

初段になるための将棋勉強法』。

将棋で初段になるために考えられる勉強法をこれでもか、と詰め込んだ一冊でした。

参考書などの具体的な情報を除けば、他の分野にも通用する勉強法が多かったのが Good。

どうしてこの本を読んだのかといえば、別に将棋が強くなりたいわけではないんですけど、しばらく前に、囲碁 (将棋ではない!) のプロが「うまくなるには感想戦が重要」という話をしているのを聞いたのですよね。

 

曰く、盤面を見ながら、そのときどのように考えて打っていたのか、なにがまずかったのか、そう言ったことを語り合う。そうすることで、相手の視点に立って考えることができるようになり、より広く、深く手を読める様になるとか、なんとか。

 

それを聞いて、なるほど、それは将棋だけではなくて、あらゆる物事に当てはまることだぞ、と思ったわけです。芸事であれ、仕事であれ。

 

独りで練習するなり、本を読むなりして能力を高めるのもいいけれど、それを他人と一緒にやってみると、質が変わるかもしれません。

 

 

私のやっている「翻訳」に関していえば…

 

感想戦はフィードバックに該当するでしょう。

翻訳会社やソースクライアントから、自分の訳について (主に) まずかったところを指摘される。

それがイヤで「フィードバック嫌い!」なんて人もいますが… (的外れなことを指摘されることがあるのも一因だったりしますが…)。

個人的には、フィードバックをもらえることはかなりありがたいと思うんですよね。

フィードバックを用意すること自体結構時間かかりますからね。

フィードバックをもらえなくても、納品後に一般公開された最終訳を見て、どこが変更されたかな…と調べてその変更理由を考えるだけでもなかなか勉強になります (的外れな変更が入っていることもありますけどね。←何度でも言う)。

 

あるいは、複数人が集まって同じテキストを訳してみる勉強会。

同じ原文でもそれぞれ違う訳し方をしたのを見て、どうしてそう訳したのか、どのような資料を調査したのかなどを議論しあい、自分に抜けている視点を補完する、ということができれば最高ですね。

学習者に有益なのはもちろん、プロ同士でも、それぞれに得意不得意はあるものなのでやる価値はありです。

2025 年も船を見て、乗って、ちょっぴり仕事もする

**今週のお題「2024こんな年だった・2025こんな年にしたい」**

 

世の中はもう日常に戻っているようだが、私はまだ冬休みを続けている。

 

今まで長く続けていた仕事を 2024 年末で降りた。2024 年の半分は、その引継ぎに費やしたといってもいい。

まぁ、フリーランス翻訳者の引継ぎなんて大した作業もしないのだけど…と単価を見て思う。

そこにはソースクライアントからのフィードバックを事細かく把握して反映する代金は含まれていないし、ましてや後進を育成する教育費も、代わりの翻訳者を探す労力の対価も含まれていないのだから。

そういったことは翻訳会社の責任でやってもらって。

 

で、2025 年になった今は次の仕事に向けたチャージ期間だ。もとい、まだ営業する気が出ないだけだ。

休みに飽きたら新規開拓をするぞ!などと思っていたりする。

ジャンルは引き続き IT、モビリティ、観光系で、できればピンポイントで「船」や「クルーズ」関係の仕事が取れればいいなと思いつつ。

 

 

さて、先日 1 月 6 日 (月) は単身神戸に遊びに行ってきた。

 

大きな目的は帆船「日本丸」の出航を見送ること。

各地の商船高等専門学校の生徒たちがシンガポールへの遠洋航海に出航する。

 

帆船を見るのは初めてだったので、その迫力に圧倒される。

帆 (柱) がとても絵になるね。

タグボートに曳かれる日本丸

これまで船に乗って見送られる立場ばかりだったので、見送るのも新鮮だった。

タグボートってそんな動きをしていたのね、とか。

 

 

ついでに、神戸空港へ。

 

神戸空港関西空港の間を「ベイシャトル」という船が結んでいて、その御船印を入手するためだ。

 

船が好きなことが高じて、2024 年から御船印集めを始めることにした。

御船印というのは御朱印の船版みたいなもので、船に乗る (または乗船券の販売所を訪れる) と購入できる記念品だ。

gosen-in.jp

寺社仏閣やお城など、観光地の拝観券は、記念になるようなデザインになっていることが多い。

しかし船は…といえば、観光船を除けば、住民の足として使われるものでもあるので、列車の切符と同様、乗船券のデザインは味気ないものばかり。

そこで船旅の記念になるのが御船印というわけだ。

家族で御船印帳をめくりながら、この時はあそこへ行ったよね、とか語り合うのはとても楽しい。

 

日本丸の見送りで 2 種の記念印、神戸空港で 1 種の御船印を入手して、この日の目的はすべて達成となった。

ゲットした御船印。御船印100社達成記念印 2 種とベイシャトルの御船印

 

神戸空港には、ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんの作品を展示するコーナーが常設であって、作品を見たり、離発着する飛行機を見たりと、ちょっと時間をつぶすにはちょうどよい感じだった。

「MINIATURE LIFE × KOBE AIRPORT」の、神戸の町並みを見立てで表現した作品

2025 年は既にいくつか船旅の予定が決まっている。

①沖縄・台湾クルーズ

②長距離フェリーの旅

③瀬戸内海の小さな島の本屋を巡る旅

④瀬戸芸の島めぐり

ブログでレポートするのが楽しみだ。