引き続き、Kindle Unlimited で NHK Enjoy Simple English の本を読んで(聴いて)います。
こちらは、ストリートパフォーマーのアキラとベンが日本各地を旅するという、Enjoy Simple English のオリジナルストーリー。
パフォーマンスを多くの人に見てもらうために都会を訪れたいアキラと、とにかく面白いところならどこにでも行きたいベンのキャラが立っていて、掛け合いが面白い。
難易度は中学卒業程度の英文法と単語ということで、(個人的には) 辞書を引かなくてもわかる易しさ。
ただ、ときどき「あれっ、いま何て言った?」とうまく意味をつかめないこともあり。そういうつまずきポイントは大抵日本固有の地名や行事や文物だったりが英語風に発音されている箇所なので、綴りを想像して、脳内で参照する辞書を日本語に切り替えてやる必要があります。日本をテーマにしたストーリーだからこそのちょっとしたむずかしさかも?
さて、Enjoy Simple English を聴いていると、シンプルな英文法と単語でこれだけのことが表現できるのか、と毎度のことながら関心してしまい、言語の持つ無限の可能性に思いを巡らせてしまいます。
言語の持つ可能性といえば、先日『きょう、ゴリラをうえたよ』という、こどもの言い間違いを集めた本を読みました。
この本にはいろいろなタイプの言い間違いが載っているのですが、単語の覚え間違いや、文法的な間違いだけでなくて、それを指す言葉を知らないから何とか表現しようとした「おすしのさんぽ」(回転ずし)、「こわれたテレビ」(ラジオ)、「くびしまり」(ネックレス)みたいなものも。
この、言葉を知らないからなんとか限られた語彙を組み合わせて表現しようとする、というのはシンプル イングリッシュに通じるものがありますね。本書の例は残念ながら組み合わせに失敗しちゃった例ですが。